■あなたはエイズの潜伏期間が短くなっているのを知っていますか?■


◇このページであなたにお伝えしたいこと

1.エイズの潜伏期間が短くなっているという事実

2.潜伏期間が短くなった理由

3.あなたに注意して欲しいこと

・・◆昔10年、今3年?


かつてエイズはHIVに感染してから10年後くらいに発症すると言われていました。むろん、個人差があるのですが、多くは8年から10年の潜伏期間だったのです。

ところが近年、HIV感染から3年、4年以内にエイズ発症の事例が増えています。この事実はあまりメディアに取り上げられませんが、大変要注意な事実だと思います。

では、本当にエイズ発症までの潜伏期間は短くなっているのか、専門家のコメントからご紹介します。

●厚生労働省エイズ動向委員会 岩本委員長の講演から

厚生労働省の下に、上記の専門部会があります。この委員会の岩本委員長が2010年11月9日、日本記者クラブにおいてエイズに関する講演を行っています。

その講演の中で、岩本委員長は こうおっしゃっています。

『HIV感染からエイズ発症までは、従来は8年から10年と言われていたが、近年では4年くらいとする報告が多数寄せられている。』

このような主旨のお話をされています。(YouTubeで見ることが出来ます)

●国立国際医療研究センター戸山病院エイズ治療・研究開発センター長 岡慎一氏の講演から

2011年7月9日(土)に東京で開催された、「HIV検査試薬日本発売25周年」の記念講演会の中で岡慎一氏が次のように警告されています。

『血友病患者の感染が多かった25年前は特別な治療をしなくても発病までの期間は約10年といわれていたが、なぜか近年は感染から3年程度で発病するケースが多く、「発病が早まっている」感じが強い。』

このようにおっしゃっています。

また、岡氏は2010年7月15日に、

「日経メディカル オンラインサービス ”短くなったエイズ発症までの猶予期間”」(無料登録必要)の中でも詳しく解説されています。

このように潜伏期間が短くなる傾向は日本だけでなく、アメリカでも確認されています。

●国立感染症研究所 感染症情報センターの運営するサイトから

感染症情報センターが2011年10月にサイトに投稿した記事には、次のように書かれています。

『最近、米国では新たに感染した患者のうち36%が1年以内にAIDSの指標疾患を発症したということが報告され、HIVの病原性が変化してきている可能性も示唆されている。』CDC, Case of HIV Infection and AIDS in the United States and DependentAreas, 2007

HIVに感染した人全てが1年以内にエイズを発症している訳ではありませんが、しかし36%という割合は決して小さくありません。

この指摘は、

『抗HIV治療ガイドガイドライン 2009年 版』平成21年度厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究班)にも同様の記事が出てきます。(P7に記事があります)

このように日米の専門家たちが潜伏期間短縮の警鐘を鳴らしています。

せんも・

・・◆なぜ潜伏期間は短くなったのか?

私が調べた限りでは明確な理由はまだ分かってないようです。アメリカCDCの報告の中に、「HIVの病原性が変化してきている可能性」という表現が使われています。前出の岡氏も同様のご指摘をされており、HIVが人間の免疫細胞からの攻撃を逃れるための変異をしたと推測されています。

ここの解説は非常に専門的で、私が説明を読んでもよく理解できませんでした。私なりに理解した範囲で説明させて頂きますと、要するにHIVが体内で宿主細胞に感染していることを発見されないような変異を遂げたのです。

人間の体内にある免疫細胞は常にパトロールをしており、異常な外敵を見つけると攻撃して排除しようとします。このとき、異常な外敵か、もともと体内に存在する仲間かを区別する目印があるのです。

これまではこの目印に異常を見つけて免疫細胞がHIVが感染した細胞ごと攻撃していました。それがHIVが変異することで、目印の異常が見破られないようになったのです。

このため、HIVは免疫細胞に攻撃されることなく、宿主細胞の中でどんどん自分のコピーを作り続け増殖を繰り返すのです。つまりHIVが感染してから増殖するスピードが早くなり、結果としてエイズ発症までの期間も短くなっているという訳です。

しかし、一方ではHIVの病原性変化を示すような指標は見つかっていないとする指摘もあって、専門家の間で見解が分かれているようです。ただ、理由はともかく実態として潜伏期間が短くなっているのは間違いありません。

・・◆あなたに注意して欲しいこと


エイズ発症までの潜伏期間が短くなって、何が一番問題かと言えば早期発見、早期治療の機会を失ってしまうリスクが高まることです。

もしもあなたがHIVに感染したとして、以前なら8年か10年までに検査で見つかればエイズ発症前の治療が可能でした。しかし、近年のように3年以内に発症の事例が増えれば、当然ですが早期検査、早期治療のチャンスは減ります。

従って、私があなたに注意して頂きたいと思うのは、あなたが少しでもHIV感染の不安を持っているなら、どうぞ1日でも早く検査を受けて欲しいということです。

検査を先延ばしにしていると、万一あなたがHIVに感染していた場合、検査前にエイズを発症するかも知れません。いくらHIV感染症が致死的疾患ではなくなったとはいえ、エイズ発症前の治療の方が生存率は高いのです。それより何より早期治療はエイズ発症を防ぐことが出来ます。

HIV感染症には自覚症状がありません。あなたに何も自覚症状がなくても、感染の不安や心当たりがあるなら早期の検査をお勧め致します。

あなたがその気になれば保健所で無料・匿名検査を受けることができます。多少の時間や手間はかかるでしょう。しかし、万一HIVに感染していた時のことを思えば、そんな手間がどれだけの問題でしょうか。何よりあなたの生命が一番大事なはずです。

エイズの潜伏期間が短くなったことで、ますます早期のHIV検査は救命的検査であると言えます。

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