HIV検査を受けるタイミングには条件があります■


◇このページであなたにお伝えしたいこと

1.ウインドーピリオドとは

2.検査別のウインドーピリオド

3.あなたへのアドバイス

◆ウインドーピリオドの間は検査ができません

あなたがHIV感染不安を感じ、保健所や病院で検査を受けようとすると、係りの人に必ずこんな質問をされます。

「あなたが感染した可能性のある日から、3ヶ月が経過していますか?」

まず100%間違いなくこう聞かれます。あなたが、「そんなことハッキリ覚えてないなぁ」と思っていても、そこは突っ込んで確認されます。

保健所や病院がなぜそんな質問をするかと言えば、検査結果の信ぴょう性を左右する重要な質問だからです。あなたの返答次第では検査を受けられなかったり、取りあえず検査しても再検査が必要となります。

実はあなたが検査を受ける時、ウインドーピリオドを過ぎていることが重要です。ウインドーピリオドというのは、あなたがHIVに感染してから検査を受けることが出来るようになるまでの期間のことです。

つまり、仮にあなたがHIVに感染しても、直ちに検査は出来ないのです。ウインドーピリオドを過ぎて始めて検査が可能となります。

◆ウインドーピリオドとは検出対象物が現れるまでの期間

なぜウインドーピリオドなるものが存在するかと言えば、検査で見つけようとする対象物が現れるまで時間がかかるからです。通常HIV検査では、抗体・抗原・核酸の、3つが検査対象となる物質です。これらの物質があなたの血液中に見つかればあなたがHIVに感染していることが証明されます。(図1参照)

HIV感染を示すマーカー
図1.HIV感染のマーカー

●抗体とは
HIVに感染するとリンパ球の一種であるB細胞が抗体を作って攻撃します。抗体にはIgMとIgGの2種類があって、IgMが先に現れます。保健所などの抗体検査はこれらの抗体を見つける検査です。

感染してから抗体が出来るまでの期間には個人差があります。それで現在はウインドーピリオドを3ヶ月と設定し、感染していれば間違いなく誰でも抗体が見つかるようにしています。

●抗原とは
HIVを構成するp24というたんぱく質です。いわばHIVの部品の1つです。従って抗原検査とはウイルスそのものを見つける検査です。ウインドーピリオドは30日間とされています。p24抗原は抗体より早い時期に現れるのですが、時期が来ると減少していきます。従って実際の検査では抗原だけを調べるのではなく、抗体も同時に調べる抗原・抗体検査が行われます。

●核酸とは
HIVのRNA遺伝子です。NAT検査という方法で、核酸を人工的に増幅します。1つの核酸を2個にし、その2個から4個に増幅し、次に8個、16個、32個と、倍々にしていきます。検体血液に核酸が微量しか含まれていなくても何万倍にも増幅できるため、非常に精度の高い検査が可能です。ウインドーピリオドは11日間とされています。

こうした抗体、抗原、核酸のことを感染のマーカーと呼びます。それぞれのマーカーの出現期をグラフにしたものが図2です。


図2.HIVマーカーの推移

◆各検査別のウインドーピリオド

それではここで、もう一度各検査別のウインドーピリオドをまとめておきます。あなたが受けようとする検査によって異なるので、一応知っておいてください。ただ、あなたが注意しなくても、検査する側が必ずあなたに確認しますから覚えておく必要はありません。

◇検査別 ウインドーピリオド

検査項目/検査方法 抗体検査 抗原検査 抗原・抗体検査 NAT検査
HIV-1
HIV-2 × ×
IgG抗体 × ×
IgM抗体 × ×
p24抗原 × ×
RNA遺伝子 × × ×
ウインドーピリオド 注1)
90日
注2)
30日
注2)
90日
注2)
11日

注1)保健所における抗体検査では、最近になって60日と言う設定もたまに見ます。60日設定が可能な理由について、私は知りません。
注2)検査実施機関によって設定が異なるようです。

注1にも書きましたが、保健所によっては抗体検査のウインドーピリオドを60日設定にしているところがあります。これは私の推測ですが、恐らく第四世代のHIV検査と呼ばれている抗原・抗体検査を行っているのだと思います。

その場合、抗原検査は問題ありませんが、抗体検査の方はやはり90日待つ必要があります。抗原検査ではHIV-1しか検査出来ませんから、HIV-2は抗体検査が必要です。この点がちょっと気になります。

管理人注記:その後HIV抗体検査のウインドーピリオドを60日とする保健所が増えています。主に都内の保健所です。単に第四世代のHIV検査だから、と言う理由ではないみたいです。たぶん、ほとんどの保健所では第四世代だと思いますが90日設定がほとんどです。これは結局、マージンを何日に設定するかという問題なのだと思います。(2015年6月29日)

◆あなたへのアドバイス

病気は何でも早期発見、早期治療が大原則です。これはHIV感染症でも同様です。エイズ発症前に検査で見つかればエイズの発症を防ぐことが出来るという大きなメリットがあります。

しかし、仮にあなたがHIVに感染したとして、感染してから1ヶ月目に感染が分かっても3ヶ月目に感染が分かっても大差ありません。あなたに何も自覚症状がなければ3ヶ月待ってから検査を受けるのがいいと思います。どんな検査であれ、3ヶ月経過していればウインドーピリオドは問題ないからです。

でも、あなたの感染不安が強くて到底3ヶ月も待てない、と思う場合もあるでしょう。その場合には2通りの対応が考えられます。

1.NAT検査を受ける

ウインドーピリオドが最短11日間です。ただし、国内でNAT検査が可能なのは限られた病院だけです。私が『HIV検査相談マップ』で調べたところ以下の医療機関が見つかりました。

◇全国のNAT検査が可能な保健所・医療機関

●神奈川県
関内マリンクリニック

●東京都
八重洲山の手クリニック
新宿山の手クリニック
渋谷山の手クリニック
池袋山の手クリニック
医療法人社団 尾関皮膚泌尿器科(東京江東区)
文化村通りクリニック(東京都渋谷区)
あおぞらクリニック(港区)

●大阪府
太融寺町谷口医院(大阪市)
大里クリニック(大阪池田)

以上の10ヶ所がNAT検査を行っています。詳しくはこちらから「NAT検査」で検索してください。⇒『HIV検査相談マップ』

ただし、文化村通りクリニック、太融寺町谷口医院は現在検査結果から除外されています。しかし私がホームページで調べたところNAT検査可能と確認出来ました。それで当サイトでは掲載しています。

あなたがNAT検査を受けるときは『HIV検査相談マップ』にて最新情報をご確認下さい。

なお、NAT検査には健康保険の適用は原則不可、1回あたり15,000円くらいかかります。抗体検査だと4,000円くらいですから、4倍近い検査代です。


2.あえてウインドーピリオド中でも検査を受ける

保健所の3ヶ月というウインドーピリオドの設定はかなり余裕を見ています。図2をご覧頂くとお分かりのように、HIV抗体は30日くらいから生成され始めます。従って、2ヶ月目あたりで検査を受けても多くの人はかなり正確な検査結果が出るのです。ただ、100%信用することは出来ません。

そこで、あなたがどしても不安でたまらないと思うなら、まずは2ヶ月目あたりで検査を受けてみるのもアリです。その時点で陰性判定なら、感染していない可能性が高いと分かります。これで少し精神的に落ち着けるのではないでしょうか。むろん、3ヶ月後に再検査が必須です。

こうしたウインドーピリオド中の検査については、『HIV検査相談マップ』の中でも受け方について説明があります。気になるあたはぜひ読んで下さい。

なお、ウインドーピリオド中でも陽性判定が出ればそれは信用できる結果です。感染していないのに抗体や抗原が現れることはあり得ません。


以上、ここではあなたがHIV検査を受けようと思ったとき、いつなら検査が受けられるのかを説明してきました。HIV検査にはウインドーピリオドなるものが存在すること、それが検査方法によって設定が異なることも説明しました。

そしてどうしてもあなたが早く検査を受けたい場合にはどうすればいいかをアドバイスさせて頂きました。

最後に、一番大切なことを書いてお終いにしたいと思います。それは、HIV感染症は検査を受ける以外に絶対に分からない、という事実です。あなたが検査を決意すること、これこそが最も大事なことであり、あなたにしか出来ないことです。あなたが検査を決意することさえ出来れば、あとはきっと検査する側がサポートしてくれます。

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