■もしもあなたがHIVに感染したら、その後どうなる?■


◇このページであなたにお伝えしたいこと

1.もしもあなたがHIVに感染したらその後どうなるか

2.CD4値とHIV RNA量の意味

3.HIV検査の意義

◆もしもあなたがHIVに感染したらその後どうなるか?

現在、日本では毎日どこかで4人以上が新たにHIVに感染しています。そして厚生労働省エイズ動向委員会が毎年発表する新規のエイズ患者は年々増加の一途をたどっています。

HIVに感染し、エイズを発症するのは何も特別な人ではありません。あなたが誰かと一度でも性行為を行えばそれで感染する可能性があります。(あくまでも可能性の有無です)

そこで、一般的な基礎知識として、もしもあなたが感染したら、その後のあなたはどうなってしまうのか、それを知っておいて欲しいと思います。それが感染の予防、いきなりエイズ発症の予防につながると思います。

まず、図1を見て下さい。


(図1)HIV感染からエイズ発症

当サイトの「HIVとエイズはどうちがう?」でも記事にしましたが、あなたがHIVに感染してもすぐにエイズ患者になるわけではありません。図1のように、まずキャリアとなります。この時期は無症候状態であり、あなたには自覚症状が出ないことが多いのです。しかし、あなたの体内ではHIVが増殖し、だんだんと免疫力が低下していきます。

そして感染してから数年後に免疫不全状態に陥り、エイズ発症となります。このように、自分が感染していることに気付かず、エイズの症状が出てから感染に気付くことを、「いきなりエイズ」と言います。

現在、日本国内では毎年HIV感染者として報告された人の30%以上が「いきなりエイズ」を発症しています。現在の抗HIV医療では、もしエイズ発症前に検査で感染が見つかれば早期治療でエイズの発症を抑えることが可能です。

それだけに「いきなりエイズ」が30%を超えているのは非常に残念なことだと思います。

無症候期には自覚症状がないため、自分から進んで検査を受けることは少ないと思われます。もしもあなたにHIV感染の心当たりや不安があるなら、何も自覚症状がなくてもぜひ検査を受けて下さい。そして「いきなりエイズ」を防いでください。

◆CD4とHIV RNAとは何を意味するか?

一方、あなたがエイズ発症前に検査でHIV感染が判明した場合には早期の治療が可能となります。ただし、感染が判明したからといって、すぐに薬を飲み始めるとか入院するとか、そんなことはありません。

まずはあなたの体内にどのくらいのHIVが存在するか、そしてあなたの免疫力はどのくらいあるかを観察します。そして、ある程度免疫力が低下してきて、このままでは日和見感染症を発症するとなったら、そこで初めて薬の投与を開始して免疫力を回復させます。

こうした経過観察、治療の指標になるものがCD4とHIV RNA量の2つです。それぞれ、次のような意味があります。

●CD4
CD4数と言うのは、血液1μL中のCD4陽性Tリンパ球の数で す。(1μLは、1リットルの百万分の一です。)この値は人の免疫力の強さを表す量だと思って下さい。

CD4陽性Tリンパ球とは、あなたの免疫機能の中枢細胞で、他の免疫細胞に色々な指令を出す役目もしています。CD4陽性Tリンパ球が多ければ多いほど、免疫力が強くて病気になりにくいのです。HIVの感染者に対して、薬を投与する時期は、このCD4数が指標のひとつになっています。

CD4は普通に健康な人なら、700から1300程度と言われています。これが、350から200くらいまで低下してくると、危険レベルとなり抗HIV薬投与によってCD4の数値を上げます。つまり、免疫力を薬で回復させるのです。

実際にエイズを発症した場合には、CD4が100以下で20とか30くらいになっていることもあります。

●HIV RNA
HIV RNA量とは、感染後の血漿に含まれるHIVのRNA遺伝子の数です。HIVが体内にどのくらい増えているかを知るために測定します。CD4数とは反対に、RNA量が増えていくと人の免疫力は低下し、いろんな感染症にかかりやすくなります。

HIV RNA量の単位は「コピー」です。1コピーというのは、RNAが1つという意味です。従って、HIVが1つしかRNAを持っていなければ、1コピーはHIV1個と同じ意味になります。

ここら辺が素人の私には分かりづらいところなのですが、どうもウイルスによっては必ずしも1コピーがウイルス1個と同等ではないらしいです。(説明文が難しすぎて理解不能でした)

まぁ、HIVの場合が正確に1対1でないにしろ、比例しているのは間違いないです。RNA量が多ければ、HIVも間違いなく多い。

厚生労働省の「抗HIV治療ガイドライン」によると、感染して1週間から2週間くらいすると、血中のRNA量は100万コピー/mLを超えるそうです。(1mLは、1リットルの1000分の1です。)

エイズを発症した時点のRNA量は、私が調べた限りでは症状によってまちまちです。100万コピーを超えることもあれば1000コピー程度のこともあります。

◆CD4とHIV RNAの相対関係

「HIVはどうやって感染する?」でも説明しましたが、HIVはCD4陽性Tリンパ球に感染し、これを破壊しながら自分のコピーを作っていきます。

従ってCD4とHIV RNAは図2のような相対関係、推移をたどります。

CD4とHIV RNA量の関係
図2.CD4とHIV RNA量の関係

あなたがHIVに感染すると、2週間目から6週間目くらいを急性期と呼びます。この時期にはHIVがあなたの体内で急激に増殖します。それはまだ抗体が出来てないため、免疫機能が十分働かないからです。

そしてHIVが増殖しますからHIV RNA量も急激に増えます。一方でCD4陽性Tリンパ球が破壊されるためCD4数は急激に下がります。やがてあなたの体内に抗体が出来るとHIV RNAはいったん減少し、CD4は回復します。

この急性期が終わってからエイズ発症までの間が無症候期で、数年から10年以上の場合もあります。無症候期には症状は出なくても体内では徐々にCD4が減少を続けていきます。そして先ほども書きましたが350より少なくなると様々な日和見感染症を発症するようになります。免疫不全によるエイズ発症に至ります。

◆HIV検査を受ける意義

いま、図2の説明をしましたが、あくまでもこれは何も治療をしなかった場合です。仮にあなたがHIVに感染しても無症候期に検査を受けて感染が分かれば早期治療が可能です。

CD4が350以下に下がらないよう、薬の投与によって免疫力を回復させます。つまり、エイズ発症を防ぐことも可能です。何しろHIVキャリアの状態では自覚症状がありません。実際に検査を受けてみないと感染しているかどうか分からないのです。

もしもHIVに感染していた場合のことを考えると、無症候期、それも早期のHIV検査はまさに救命的検査と言えます。冒頭にも書きましたが、あなたに感染の不安があれば出来るだけ早く保健所や病院で検査を受けることをお勧め致します。

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